UMIの食虫植物日誌

これは食虫植物に魅了された、とあるの男の記録である。

食虫植物日誌 PB ディオネア・マスシプラ


スポンサーリンク

f:id:UMIch:20190907160254j:plain

学名 Dionaea muscipula (ディオネア・マスシプラ)

和名 ハエトリグサ(蠅捕草)

別名 ハエトリソウ、ハエジゴク

英名 Venus Flytrap

 

モウセンゴケ科ハエトリグサ属ハエトリグサ種

 

原産地 北アメリ

 

◎特徴

・葉を素早く閉じて獲物を捕食する姿が特徴的で、ウツボカズラと並ぶ有名な食虫植物である。

・地面に対して横這いに葉を広げる『ロゼッタ』型と、上空へと葉を伸ばす『エレクタ』型がいる。

・花は花茎の先に白い花が数個まとまって咲く。

 

◎豆知識

・英名の『Venus Flytrap』は、2枚の葉の緑の「トゲ」を女神のまつ毛に見立てたことに由来する。

 

◎捕食方法

二枚貝のようになっている捕虫葉の内側に感覚毛と呼ばれる小さな毛が生えており、その毛に獲物が触れることによって反応して捕虫葉を閉じ捕食する。

詳しい仕組みはかなりの長文になりそうなので割愛。

 

◎栽培

・熱帯植物だと思われがちだが、本種の自生地は日本と同じ温帯に属する。置き場所は真夏以外は直射日光がよく当たり、ある程度風通しがある場所が適する。真夏は遮光推奨。

・冬は霜が当たらない程度の低温下に置き、休眠させて越冬しないと来年の成長に大きな影響がでる。最悪の場合、徐々に衰弱し枯死してしまう。

・湿地の植物なので乾燥に非常に弱い。休眠している状態でも通常と変わらぬ水の管理をすること。ただし、水の温度に注意すること。

・用土は鉢底石と酸性で通気性と保水性に優れるものを使う。水を十分に吸った乾燥ミズゴケの単用が一般的であるが、ピートモス鹿沼土、ベラボン、パーライトを混合させたものでも良い。肥料は根腐れを起こしやすいので基本的には使用しない。

・植え替えは休眠期に行うと株へのダメージを最小に抑えられる。

・花が咲くと大きく調子を崩したり、枯れるリスクが大幅に増加する。なので、花茎が伸びてきた時点で切るか、満開にさせずに早々に切る方が良い。

 

◎繁殖

・株分け、葉挿し、実生の3つの方法で増やすことができる。